身体に優しい最適な姿勢「美ポジ」 健康寿命の延伸には腰痛対策など心身アプローチが必要

2019年09月09日
 東京大学病院22世紀医療センター運動器疼痛メディカルリサーチ&マネジメント講座特任教授の松平浩氏が、「美ポジLab」を立ち上げた。
「美ポジ」と早歩きが健康長寿をかなえる
 "美ポジ(Bipoji)"は、身体に優しい最適な姿勢=Beautiful Body Balance Positionをあらわしたコンセプト。

 「美ポジLab」の目標は、高齢者の健康寿命の延伸に加えて、腰痛・肩こり・睡眠障害やストレス管理に役立つソリューションを提供し、健康経営の推進に貢献すること。

 "美ポジ"で速歩きをする習慣は、人々の健康増進に寄与するという。健康寿命の延伸を達成するために、以下のことが必要だ。これらは勤労世代のセルフケア・マネジメントにも役に立つ。

(1) 腰やひざなどの痛みに対処する方法を知っていること。
(2) 筋肉・骨を維持・増進する知識をもち、実践していること。
(3) 身体にとって優しい適切な姿勢を理解し、"速歩き"習慣があること。
サルコペニア・ロコモを予防・改善
 松平氏は、痛みのメカニズムに加え、腰痛をはじめとする運動器疼痛の診断と治療、さらには臨床研究の手法に精通しており、腰痛・肩こり・姿勢の研究に取組んでいる。エビデンスにもとづいた転倒予防体操などの開発・指導にも注力。

 上記項目に加え、日々の口腔ケアにより咀嚼・嚥下能力も維持したエイジングを、松平氏らは"美長寿"と呼んでいる。

 "美長寿"のためのセルフケア・マネジメントは、栄養学的管理と行動科学的観点も含んでおり、寝たきりにつながるサルコペニア(筋量・筋力低下)、ロコモティブシンドローム(移動能力低下)の予防・改善につながる。

 さらに、健全なメンタルヘルスと社会参加の促進によりフレイル(要介護手前の心身の衰弱)も予防・改善し、医療費負担や社会保障費負担の軽減にも大きく貢献できるとしている。

 「美ポジLab」の具体的な活動は以下の通り――。

*美ポジ アンバサダー/マイスター養成講座の開設
 腰痛対処をはじめとした心身アプローチについての絶対的自信を身に付けるための短期資格取得セミナー。

*美ポジ スタジオの開設
 従来のフィットネスクラブとは異なり、トレーナーのみならず医師・歯科医師・理学療法士・作業療法士・管理栄養士・臨床心理士のサポートを得て、美ポジの理論を実践する中高齢者向けのスタジオ。

*健康経営のサポート
 勤労者の腰痛・肩こり予防を軸としたプレゼンティーズム軽減プログラムの開発、メンタルヘルス対策、転倒予防、さらには仕事と治療の両立支援に向けた取組みも適切に融合させ、企業に提供する。

美ポジLab 公式サイト
東京大学病院22世紀医療センター運動器疼痛メディカルリサーチ&マネジメント講座

[Terahata]
  
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